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伸張負荷とは?

現在、あおりは整体院のHPのリニューアルに伴い、ブログでもしばらくあおりは整体院に触れていきたいと思います。

本日が伸張負荷により痛みについてご説明させていただきます!

 

・伸張負荷とは?

伸張負荷とは筋肉等の組織に引っ張られる力が作用することにより生じる負荷を指します

 

例えば前屈をしたとき太ももの裏が伸びる感じがあると思います。前屈をさらに深くしていくと痛みを感じてきます。

それが伸張負荷によって痛みを生じることということになります

 

慢性痛へ移行していくケースでは、生活習慣や日常的にしている姿勢等が原因となり、持続的な伸張が加わる場合に慢性的な痛みを伴うようになります

 

基本的な【筋肉が伸びる事での痛み】はこのような考え方になります

 

さらに掘り下げていくと、伸張負荷は以下の負荷に分けられてきます

 加齢や傷(古傷)により組織の硬くなった部位(瘢痕化、線維化)の伸張負荷

②うまく筋肉が伸びたり、縮んだりしにくくなることによる伸張負荷

③筋肉が硬くなってしまうことによる筋肉への伸張負荷

 

①加齢や傷(古傷)により組織の硬くなった部位(瘢痕化、線維化)の伸張負荷

損傷した皮膚や筋肉に伸張負荷が加わる場合、損傷している部位が引っ張られるため痛みを感じますが、通常はその損傷が修復されたら痛みは基本的になくなります。

 

この修復の際、損傷の深さや大きさ、種類により皮膚や筋肉が動きにくくなります。

特に神経に関わる部位の動きが悪くなると神経の動きが低下し、負荷を分散できなくなります。

そうすると弱い刺激でも痛みを生じるようになります。

一方で加齢によっても皮膚や筋肉が動きにくくなっていきます。

上記の図はポーラ化成工業が2022年に発表した研究結果です。

目の周りの筋肉(眼輪筋)が加齢により筋肉の伸縮性(伸張性)が低下することを報告しています。

これは目の周囲の筋肉ですが、全身でも同じことが起こっていると考えられます。

 

この繊維化は組織に炎症が起こった場合も同様に起こります。

組織の炎症とは皮膚や筋肉等の組織が熱を持ったり、組織内が腫れるような症状を指します。

この炎症が繰り返し生じた場合にも線維化が起こり弱い伸張負荷でも痛みを感じるようになります。

 

【繊維化が起こった組織に対するアプローチ方法】

あおりはではこのような繊維化が起こっている組織に対しては、いわゆる“ほぐす”アプローチや“ゆする”アプローチを行い、線維化や瘢痕化した組織を緩ませます。

単純に揉むということも一つではあると思いますが、あおりはでは繊維化や瘢痕化した筋肉や皮膚等を緩ませ、筋収縮がしやすい状態を促します。筋肉の収縮・弛緩を繰り返すことで、伸張性を促していきます。

ここで大切なのは、痛みの原因が組織の線維化や瘢痕化で起こっているかどうかの見極めになります

しっかりと組織別に触れていくことで、痛みの原因の1つとして判別していく技術が必要になります。

あおりはでは、医療機関で職務した経験のあるスタッフでご対応させていただいており、痛みの原因をしっかりと見極め、ご説明、ご対応させていただきます。